グラスゴー蒸溜所
スコットランド グラスゴー市
グラスゴーで始まる、新たな蒸溜の時代
2012年に設立されたグラスゴー蒸留所は、1770年に創業したスコットランド初の公認蒸留所の名を冠しています。当時の開拓精神を受け継ぎ、その歴史を背負いながら、20世紀初頭まで続いた伝統を今に蘇らせています。
グラスゴー蒸留所の歴史的変遷
20世紀初頭まで活躍していたグラスゴー蒸留所を含め、かつてグラスゴーエリアには数百の蒸留所が存在していましたが、世界恐慌と禁酒法の波によりその多くが幕を閉じました。
しかし、その蒸留の魂は今、新たに息を吹き返しています。110年ぶりにグラスゴーに誕生したシングルモルトウイスキー蒸留所である、グラスゴー蒸留所は都市部のスコッチモルトウイスキーの伝統を再生し、名だたるウイスキー産地と肩を並べて、グラスゴーモルトウイスキーの復活を実現しています。
革新を追求する蒸留家たちが集結し、卓越したウイスキーの創造に挑戦
グラスゴー蒸留所が発表したシングルモルトウイスキーシリーズ「1770」は、グラスゴーの偉大な伝統を称えるため、同蒸溜所に敬意を表し名付けられました。高品質な大麦と、カトリン湖からの天然の水源を原料に、伝統的な方法で丁寧に作られています。72時間の長時間発酵後、純銅製の蒸留器でゆっくりと蒸留され、その後、厳選されたオーク樽で熟成されます。全てのシリーズ製品は冷却濾過を行わず、カラメル色素も加えていません。グラスゴー1770シングルモルトウイスキーシリーズは、まるでグラスゴーの歴史と文化の物語を語りかけるように、シングルモルトウイスキーの魅力をこの街に取り戻すことに成功しています。